アルミ精密加工の3つの特徴
その1マシニング加工による削り出し加工
ちょっと一言!
形状が異型で深さがありますが上面と深部の穴公差が非常に厳しい部品です。
精密加工技術はもちろん、治具加工技術が生かされております。
ちょっと一言!
AL7075は、アルミの中でも高硬度で、切削時の熱が精度に影響することが多い材質です。しかし、そこは旭精工株式会社の技術で品質を損なうことなく高精度に上げてみせます!
フライス加工業者では、今やマシニングセンターでの加工は当たり前。
削り出し加工なんてどこでもやっているよ・・・と思われるかもしれませんが実際の加工品質はあきらかに違います。
他社とのちがいはここ!
他社との違い
1.切削油が水溶性であること
水溶性の切削油は、油性と違い冷却性能が高く、高精度の製品を製作には必須条件となります。
アルミは特に熱膨張係数が大きい為、形状により反りが大きく出やすく、プラグラム通り加工しても精度が出ない・・・ということもしばしば。
加工技術、加工工程の良し悪しはもちろんですが切削油も大切なアイテムなのです。もちろん定期的な切削油の管理も大切です。
また、削り出し加工のメリットは、端面からの寸法公差、ピッチ間の公差も精度よく上がり、工程中のキズがほとんど入りません。
最近のお客様の品質要求レベルにおいては、高品質は当然で、キズに関しても厳しいレベルを求められます。
品質のいいものは、商品価値が上がり、組立などにも大きく貢献するので結果として管理コストの削減につながります。
2 . アルミ専用の刃物を使用している
材質別に刃物を分けることは、理想と知りつつも工具代を考えると実際は分別出来ていない業者がほとんど・・・
加工後の製品を見ると側面に段差があったり、面取り膨れや二次カエリもあったりします。
旭精工株式会社では、アルミ以外に鉄、ステンレス、真鍮、樹脂なども加工しますがアルミ専用に刃物を使用しておりますので加工後の切削面を見ると一目瞭然です。
高品質な製品は、技術・ノウハウだけではダメなのです。
ぜひ、アルミ精密加工は、旭精工株式会社へご用命下さい。
その2治具による精密加工
ちょっと一言!
形状が異型ですので加工治具を製作し、高精度に仕上げております。治具の加工実績が豊富がゆえに成せる技です!
ちょっと一言!
表面・裏面と厳しい公差があります。
ピンゲージや治具を巧みに使い仕上げております。
おまけにこの製品は、外注と上面がキズ打コン不可の高品質要求の製品です。
その3温度管理に対応した精度加工
アルミは、ご存知の通り、熱膨張係数が高い材質です。
ですから余り経験値がなければ、「外観は同じように加工が出来ても測定すると精度が全く出ていない」という苦い経験をされた方も多いのではないでしょうか?
100mmピッチで1度変化すると2.38ミクロンの形状変化が起こります。(形状などで誤差がでます)
厚みや形状にもよりますがベース板などで長尺ものの穴加工などでは特に要注意。
旋盤加工時においても同時加工や粗と仕上げ加工を分けたから大丈夫・・・と思い込んだら大変なことになります。
お客様のご要望があれば温度測定~換算~補正対応して加工させて頂きます。